2016年11月24日木曜日

家の耐震対策

先日、TVで熊本地震で築数年で新耐震基準にもかかわらず家が倒壊したという番組がありました。基準を満たしていても構造壁が足りなかったり耐震壁の連続性が充分でないと、家が倒壊する可能性があるという内容でした。

MaSoniは家を建てるときは間取りや収納・風通しにはこだわりましたが、耐震の重要性はあまり気にしておらず基準をクリアしていればいいだろうと、構造にはこだわりませんでした。むしろなるべく室内に置く収納家具を減らし、倒壊家具のリスクを減らそうという方向に意識が向いていました。
しかし、TVで紹介されていた例では広々として壁の少ないリビングダイニングの壁不足が耐震構造不足になった可能性があるとのこと、まさにMaSoniの家そのものです。うちはヤバイかもしれない、と不安になりうちの耐震構造の特徴はなんだっけ、と慌てました。資料を引っ張り出しながら、家を建てている時を思い出しながら考えていると、木質ラーメン構造だという事実が判明。ところで木質ラーメン構造って?ネットで調べてみました。

要は鉄筋の代わりに集成材の柱と梁を使い、接合部は従来のホゾのような構造ではなく埋め込み金具で固定する構造との事。集成材で木質の強度が安定するために構造計算が容易となり、また埋め込み金具で接合部の構造損失を小さくして強度を従来工法より高くしながら固定も強固になる工法で、長所は大きな空間が作れ従来工法より強度が得られる事、短所はコストが高くつくことがわかってきました。ハウスメーカー選びは、地元で手抜きをしたら評判が悪くなって困るだろうからしっかり仕事をするはず、という理由だけで大手ハウスメーカーではなく地元工務店を敢えて選んだのですが、それにもかかわらず意外と割高じゃん、タマホームやアキュラハウスの方が安く済んだかも、という価格だったのですが割高の理由は耐震工法にあったんですね。納得です。

そこで設計監督を担当した会社の社長の一言がよみがえりました。「1階ガレージでも何でも作れちゃうよ。」
その時は3階建てじゃないんだから、ガレージ付きの家なんかいらねえくらいしか思いませんでしたが、今から思えば耐震がしっかりしている工法だから大きな空間も作れちゃうよという事だったんですね。

知らないながら、なかなか良い選択をしていて一安心でした。

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