2016年12月20日火曜日

忘れられない思い出

 昔のことは沢山忘れました。どんどん忘れないと次のことを覚えられない、記憶力は結構プアです。小中学校の同級生なんかほとんど覚えていません。高校の同級生も顔見ても名前が出てこないし、どういう繋がりだったかもあやふやです。でも、いくつになっても忘れられないこともあります。

 ひとつは大阪万博で迷子になったこと。年齢がばれますが、はるばる東京から行ってきました。でも子供の頃のMaSoniは迷子の常連。池袋で親が切符を買っている間に行方不明となりいくら探してもみつからず、困り果てて親が交番に行ったら交番でお巡りさん相手に楽しそうにお話ししてた、なんてことも日常茶飯事。そして大阪万博でもやりました。オシッコに行きたくなったMaSoniはお父さんに早くトイレ行こうよと急かします。トイレを探している親。そして途中からトイレはあっちだよと勝手にうろちょろし始めたMaSoni。当然迷子になり泣きだしたMaSoniは迷子センターへ。迷子センターでは名前を聞かれ名札を付けられます。6歳だったけど5歳として入場しているので5歳を名乗ります。名札の他には絵が変わるバッジをもらい名札と一緒に胸につけました。見る角度で絵が変わるキラキラバッジで絵はひとつはチューリップでもうひとつは何だっけ?あ!トイレを探してたんだ、オシッコちびっちゃった、トイレトイレ。トイレでスッキリして絵本を読んでいたら名前を呼ばれたMaSoni、返事をしたらTVモニターの前に連れて行かれそこにはお父さんの姿が映っているではありませんか。なんと、インフォメーションと迷子センターがTV電話で結ばれていたんです。『あ!おとうさん、どこで何しているの?』『ばか、お前こそどこ行っていたんだ』今だったら当たり前の光景ですが、大阪万博の時代にTV電話で通話とはすごいことです。月の石よりずっとスゴイ。迷子とその家族だけが体験できる秘密アトラクションです。ついでにキラキラバッジも貰えて得した気分。なので今でもMaSoniは自慢してます、『おとうさん、あの時TV電話を体験できたのは俺が迷子になったおかげだからね、感謝してよ』

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