2024年7月4日木曜日

新千円札

  北里柴三郎先生です。とても偉い方なのです。世界で初めて破傷風菌の純粋培養に成功した大学者であり内科医でもあります。破傷風が培養できることとなり破傷風毒のワクチンが開発され、現在もなお4種混合ワクチンの一部として破傷風の予防に貢献しています。クリミア戦争当時は負傷兵の半分は破傷風で死んでいたらしいのですが、ワクチン開発後の第1次世界大戦では破傷風による負傷兵の死亡が激減したくらい破傷風ワクチンは劇的な発明であり、その開発に多大な貢献をした柴三郎大先生の業績は未だに輝いています。現在もなお破傷風は時々起こる感染症であり英文論文も数々報告がありますが、どの論文にも必ず北里柴三郎先生の業績が登場します。個人的にはノーベル賞を貰うべき業績だと思いますが、受賞できなかったのは当時の日本が先進国では無かったためかもしれません。

 内科医でもあり伝染病研究所(現在の東大医科学研究所)を設立したり、慶應大学の医学部を創設したり、初代日本医師会長を務めたりとその国内業績も目を見張るものがあります。

 ですので新紙幣に肖像が使用されるのは当然と思いますが、一つ不満があります。なんで、野口英世の後釜なのですか?野口英世も有名ではありますが、医学者としての業績では柴三郎大先生よりはるかに格下です。芸能人格付けランキング風に例えると、北里柴三郎先生は一流芸能人なのに対して野口英世は芸能人のそっくりさんくらいの差があります。(なので野口英世は呼び捨てです。)野口英世が千円なら柴三郎大先生は五千円か一万円にして欲しかった。

2024年7月2日火曜日

ふわふわ

  暑くなってきたので気分は鰻、ということで夕食は鰻に決定。相模大野の小田急OXに深蒸し鰻というパック鰻にしては身が柔らかい鰻が売られていて、お気に入り。

 このままでも普通のスーパーのゴムみたいな食感の鰻より柔らかいのですが、さらに一手間をかけます。まずは鰻に付いたタレを流水で丁寧に洗い落とします。水気はキッチンペーパーで拭いて、くしゃくしゃにしたアルミフォイル(くっつかないようにね)を敷いたトレイに乗せ、日本酒を振りかけてヘルシオグリエの弱で5分間加熱します。

 お酒で蒸した鰻の両面にみりんと醤油と鰻のタレを適当に混ぜたタレを塗って、再度5分間ヘルシオグリエで焼きます。

 すると鰻屋さんみたいにクチの中でとろける超ふわふわの鰻丼のできあがり。鰻をごはんに載せるのにフライ返しでないと崩れてしまう柔らかさです。せっかくなので器も豪勢に九谷焼のどんぶり。

 いただきまーす。