2025年8月12日火曜日

線状降水帯

  お盆前の連休にAKの実家のある沼津に行きました。お寺さんが棚経に来てくれるというので前の日に行って、駅近ホテルで一泊して当日に実家に行く計画です。AKは家の準備もあるので朝早くに出発。遅れて午後からMaSoniとKohNoが出発。御殿場までロマンスカーふじさん号で行き御殿場から沼津までは御殿場線で移動する計画です。

 九州では大雨でしたが関東地方は普通の雨でロマンスカーに乗って16時21分に予定通り御殿場に到着。御殿場駅は小雨が降っているかどうかの天候でした。ところが一部区間で雨量計が基準値を超えたとのことでそこから先が運行停止。雨雲レーダーを見ると裾野あたりに大雨の赤い帯が見えます。そのうちおさまるかと思いましたが、赤い帯は消えること無く続いています。AKの妹さんが車で迎えに来てくれるとのことでしたが、電車が止まるほどの雨なので道路も危なさそうで雨が落ち着くのを待つことにしました。



 駅にはアジア系観光客らしき人達が沢山いてベンチも座れずひたすら電車の復旧を待っています。MoSoniとKohNoは反対側の国府津方面ホームに移動して空いているベンチでのんびり待ちます。国府津行きは動いているようで2本見送りました。2時間ほど待ったでしょうか、沼津行きの列車が来るというのでホームを移動して乗り込みました。レーダーを見るとまだ真っ赤な線状降水帯が見えるんですけど大丈夫かな。

 1駅過ぎたところで停車、やっぱり雨量計が基準値を超えたため運転停止となったとのアナウンスです。その後少しして安全確認しつつ徐行で(というアナウンス)2駅目まで到着。ここで復旧を待ちます。電車の天井からすごい音がするので雨雲レーダーを見ると、ちょうどこの駅が線状降水帯の中にいます。アナウンスによると他にも雨量計が基準値を超えていて御殿場線全区間で運行停止だとのことです。しばらく待っていると雨音が落ち着き線状降水帯が頭上を通り過ぎたようでした。レーダーでは停車中の駅から御殿場側に線状降水帯があり電車の進行方向である沼津側の雨は落ち着いているようです。しかし他の場所で大雨が続いているようで一向に動き出す様子はありません。アナウンスで時々状況を教えてくれていますが、雨量基準値超えが続いていて復旧の見込みなし。雨が落ち着いてもその後の設備点検、線路点検もあるので復旧はかなり時間がかかりそうとのことでした。この時点ですでに20時。御殿場到着から3時間半経過。

 今度は沼津との間に大雨がないので車も大丈夫だろうと車のお迎えを依頼。沼津から30分ほどで到着し、インバウンドの外国人観光客に同情しつつも電車を降りて自分たちだけ脱出。軽自動車だから運転手とAKとMaSoniとKohNoで定員いっぱいだし。お腹も空いたので途中長泉で大戸屋に入り遅い夕食を食べ駅まで送ってもらいチェックイン。シャワーを浴びてバタンキュー。

 御殿場線の運行状況はネットで見られるので寝る前に確認したところようやく御殿場と沼津間は復旧し、乗っていた電車は23時前頃に沼津に到着したようです。ちなみに御殿場と山北の間は終日運休。一時家に帰ろうとも思いましたが、帰らなくて良かった。途中駅で降ろされても困るし。

 JRの皆さん、外国人観光客の皆さん、お疲れ様でした。

 翌朝のニュースで九州はもっとひどいことになっていました。自然災害はどうにもならないと改めて実感。

2025年8月4日月曜日

エアコン室外機カバー

  リビングのエアコンが壊れた。買って13年目、そろそろ寿命か。修理は可能かもしれないが、どうせまたすぐ壊れるだろうから買い換えるのが無難。家電量販店に行って相談。エコ性能高くてすぐに工事してもらえる在庫商品にしたら、やはり最上級グレードの商品しか選択肢は無くかなり高くついた。まあ6.3kWの大型なので仕方が無いが。

 交換したところかなり室外機が大きい。今までのエアコン室外機カバーが使えない。今までの室外機カバーは枠だけで前面には装飾程度の鋳物風のデザイン、天板なし。天板は木の板を載っけてその上に植木鉢を置いて日除けにして、前面はほとんど障害物がないので排気も邪魔せずそこそこ気に入っていたのだが仕方ない。新しく買おう。

 ネットで探したが同じような商品は見つからず仕方なく普通のエアコンカバーを購入。しかし前面に目隠しがあり排気廃熱の邪魔となる。そこでちょっと工夫してみた。



 あえて90°横向きにカバーを配置。シェードを室外機カバーとウッドデッキの間で固定し日除け対策万全。排気周囲も障害物がないので廃熱は良好。さらに冬にはシェードを外して日当たりを良くすれば暖房効果も効率アップ。

 我ながらたいへんよくできました💮

2025年6月28日土曜日

アメリカの銀行口座閉鎖

  アメリカから帰国して早19年、いつかアメリカに行ったら使うと思い解約しないでおいたアメリカの銀行口座ですが、checking accountだけなので19年間金利も付かず無意味に放置されていました。円にして数十万円ですが。

 具体的にはBank of Americaなのですが、クレジットカード口座もあったので当初は引っ越し費用やyahoo!の有料プランの決済に使用していたのですが、有料プランを解約してからは全く使用されず、数年後にクレジットカード口座が未使用のため閉鎖されました。さらにオンラインバンキングがいつもの間にかパスワードと携帯電話のメッセージでの2重確認となりましたが、日本の+81の携帯電話は使用出来ないようでオンラインバンキングもアクセス出来なくなり、そのままにしておいたらある日オンラインアクセスも長期間無いからお金は州に没取されると通知が来てしまう有様。慌て電話してなんとか没収は免れたものの、このまま放置していいことは無いと口座解約をすることとしました。

 電話してみると日本の銀行にwire transferするから口座を教えろと言いますが、そもそも日本にドル口座ないし、電話はいつもつながるまで30分近くかかるし、英語も聞き取り能力が完全にダメになってアメリカにいたときは余裕でこなせていたのに今では渡米直後並みのただの英語ダメな外国人になっているし(渡米直後も苦労しましたが、研究用物品の電話注文をひたすら独力で半年していたらいつの間にか電話が難なくこなせる様になっていたのですが・・・)、ここは手紙で解約しようと思いネットで検索。英語でBank Of Americaの解約の仕方を解説したサイトがあったので参考にして解約してみました。

まずはBank Of Americaにお手紙をお送ります。



Month, day, 2025

 

 

Bank of America

FL1-300-02-07

PO Box 25118

Tampa, FL 33622-5118

 

 

 

To whom it may concern,

 

We would like to close our account. We have been out of the U.S. since 2006 and have no plan to use the account.

 

Our account number is xxxxxxxxxxxx.

The address when it was opened was

xxxxxxxxxxxxxxxxx, City State zip.

The account holders are MaSoni and AK

 

Please find a void check for the information above.

 

 

As for the balance, we are very glad if you send as a cashier’s check to following address.

 

MaSoni and AK

xxxxxx

XXXXX City

XXXX

Japan

 

If you have to contact us, please email to xxxx.yahoo.com


 

 

Thank you very much for your kind assistance.

 

 

 

 

Sincerely,

 

MaSoni

 

  さいん

 

AK


 さいん



 レターサイズの紙がないのでA4でいいっかとプリントアウトして、voidと書いた小切手を1枚同封して郵便局に持っていき国際郵便を送ります。一応書留にしましたがたかだか数百円くらいです。
 1ヶ月位してでしょうか、メールで口座を閉鎖したと連絡、そして小切手決済を中止したと別のメールも入りました。さらに半月して・・・・ついに郵便で小切手が届きました。やったー!
 次にこの小切手を換金してくれるSMBC信託銀行に電話で予約を入れて口座開設と換金の依頼。5千円の手数料でドル口座に19年間ほったらかしのドルが入金されました。
 この19年間なにがもったいないって全くドルを運用していなかったこと。なのでドル入金が完了したら次は運用の相談です。信託銀行なのでその辺はプロが相談に乗ってくれて無事信託運用開始。
 もっと早くにやっておけばよかった。


2025年5月8日木曜日

買いまくった!

 

Cooper DeJean(33)サイン入りSuperBowl59優勝記念フットボールとケース


Cooper DeJean(33)サイン入りタッチダウン記念写真と額

このパスインターセプション、タッチダウンが勝負を決定づけたと言えるほどのプレー
しかもNFL史上初の誕生日スーパーボウルタッチダウン、さらにまさかのルーキーが歴史的快挙という驚異の事実
ついでに言うと彼はディフェンスプレーヤーなのでまさか守備で得点するとは本人もあまり思っていなかったと思う
パントリターナーでもあるので、もし得点するならリターンタッチダウンの方がありそうだが、リターナーとしてのラン能力があってこそのプレーでした

繰り返すけどルーキーの守備選手がまさかのスーパーボウル史上初の誕生日タッチダウン、まさに歴史に残る出来事で記念グッズを買わずしてどうする!?

2025年2月12日水曜日

SUPERBOWL59

  イーグルスの勝因(チーフスの敗因)をMaSoniとKohNoが分析しました。

① イーグルスディフェンスラインの強さが桁外れだった

これはSuperBowlの解説でも言っていましたが、ディフェンスラインが重量級かつ破壊的だったのが想像以上でした。通常はQBにプレッシャーを与えるのは3から4人、たまにブリッツと言って後ろの選手も突撃して5人6人が迫ることもありますが、今回のイーグルスは4人だけでブリッツ無し。チーフスの最大の弱点であるオフェンスラインの弱さもあり瞬時に崩してしまう。さらに4人のうちのDEの二人がQBに両横から攻め込みマホームズは逃げ場無し。得意の逃げながら活路を見いだす戦略は封じ込められました。さらにラン攻撃も不調で打つ手無し。イーグルスからすればQBに突撃するのは4人だけなのであとの7人はランにだけ注意しつつ最大4人のパスレシーバーをカバーすればいいのですから、パスレシーバー4人対パスカバー7人ではさすがのマホームズもレシーバーを見つけられません。結果、6QBsacks、2interceptionsという散々な結果。さらにイーグルスのランディフェンスも完璧でさすがの名将アンディー・リードもオフェンスラインを増やしたりしていましたがその戦略で対応することは出来ませんでした。きっとチーフスからすると悪夢だったでしょう。一方イーグルスのデフェンシヴコーディネーターのヴィック・ファンジオもおそらくびっくりでしょう。プランHまで用意していたのにプランAだけでゲームが終わっちゃったみたいな感じでしょうか。あっけなさ過ぎ。

② イーグルスRBセイクアァン・バークリーの存在

チーフスディフェンスはよくやりました。イーグルスのラン攻撃の中心であり、おそらく攻撃戦略の要であったバークリーをほぼ完全に封じ込めました。しかし・・・・。おそらくこれはイーグルスの戦略でしょうが、1回に2ヤードくらいしか前に進めなくてもひたすらバークリーのランが続き、攻撃の2回に1回はバークリーです。万が一バークリーのランが守備を抜けると60ヤード越えの長距離になるのは目に見えているのでチーフスディフェンスは常にバークリーの挙動に注目せざるを得ません。結果的にディフェンスのパスカバレッジがコンマ数秒遅れてしまい、その穴をついてイーグルスがパス攻撃を仕掛けられます。バークリーは10ヤード越えのゲインはほとんど無くタッチダウンも無く、数値だけ見たら今ひとつの結果ですが、それでも常に全力でプレーして敵チームディフェンスの注意力を分散させた功労者であり間違いなく影のMVPです。そしてこの戦略を考えたであろうオフェンシヴ・コーディネータのケレン・ムーアのお手並みは見事でした。

③ イーグルスQBジェーレン・ハーツのパフォーマンスが今シーズン1番の出来だった

シーズン中一時はボールを持ちすぎて捕まってしまったこともありました。脳震盪で戦線離脱をしたこともありました。しかし特に脳震盪からの復帰後は無理をせず、時には短いパスでレシーバーに後を託すようなプレーが出始めてから調子がうなぎ登り。そしてSuperBowlではショートパス、ロングパス、捕まりそうになってスクランブルと好プレーが頻回に出来るようになり気づけば40得点。もちろん彼のプレースタイル改善にはなんとかしてくれるAJブラウン、デヴォンタ。スミス、ダラス・ゴダート、セイクァン・バークリー達の存在が大きいこともあります。その全てがかみ合ったSuperBowlでした。

④ イーグルスはチーム全体が絶好調だった

2024シーズンのイーグルスの特徴を一言で言うと若手の躍進となります。新人CBキニヨン・ミッチェル、DBクーパー・デジーンの成長と活躍は特にすごいモノがあります。2年目のDTジェーレン・カーターは昨年に続き大暴れ。同じ2年目のOLBノーラン・スミスも躍進しました。さらにベテラン勢も大活躍、ケガからSuperBowlに復帰したDEブランドン・グラハムは7年前のSuperBowl優勝経験者で頼れる存在でありムードメーカーでもあります。少ない活躍場面で見事パスカットを決めたCBアヴォンテ・マドックス、Lionsから出戻ってきたCJGJなど選手に恵まれ、しかも調子をあげたり成長したりケガから復帰したりしてほぼ全ての選手が持てるパフォーマンスを最大に発揮できた夢の舞台でした。

⑤ 運命の女神が微笑んだのはイーグルスだった

芝生に滑ったり、足が引っかかったりとしたシーンは両チームともありましたが、イーグルスにはまだ次があるときに、チーフスにはもう後が無いときに起きています。これを運命のいたずらと言うなら運命の女神は間違いなくチーフスに意地悪です。些細なことですらチーフスにとっては大きな痛手となっていたはずです。

Fly Eagles Fly

  やりました。フィラデルフィア・イーグルスがカンサスシティー・チーフスに圧勝して、スーパーボウルチャンピオンです。NFLファンでない人には何のこっちゃ?ですが、熱烈なイーグルスファンのMaSoni、KohNo、AKには最高のイベントでした。

 日本のニュースはチーフスのQBパトリック・マホームズやテイラー・スイフトの恋人TEトラビス・ケルシーばかりに注目してチーフスの史上初のスーパーボウル3連覇なるかみたいな視点でしか報道していませんが、イーグルスファンからするともっとフットボール自体に注目して報道して欲しかった。そうすればけっこういい勝負になりそうな期待感が高まっていたと思いますが、NFL自体が日本ではあまり人気が無いので仕方がありません。

 さて、そのフットボールに注目するとどうしても点を奪い合うスポーツなので攻撃にばかり注目しがちですが、NFLファンなら皆知っていることですが守備の強いチームが勝つ確率が非常に高いのが常識です。そして両チームを比べると正直ほぼ守備は互角、特に両チームともパスレシーバーを徹底的に押さえ込む能力が高く、それを攻撃陣がどう崩すかが勝負の分かれ目だと思っていました。

 イーグルスの弱点はQBジェーレン・ハーツに好調不調の波があること、イーグルスの強みはRBセイクァン・バークリーが桁外れにランで活躍することとディフェンスに隙が無いことです。一方チーフスの弱点はオフェンスラインがあまり強くなくポケット(QBがパスレシーバーを探すまでの敵のいない空間)が長持ちしないこと、RBのパチェコガがケガから復帰後の調子が完全で無いこと、強みはQBマホームズがポケット崩壊後も逃げながら走り込んだりパスを投げたりと幅の広い攻撃で活路を見いだせる類い希な才能の持ち主であることとディフェンスが強いことです。

試合前はマホームズの才能でチーフスがイーグルスのディフェンスに穴をあけるのか、バークリーの脚でイーグルスがチーフスディフェンスを崩すのか、その勝負かなと思っていましたが、結果はそのどちらでもなくイーグルスの大勝になりました。

 勝因の分析はすぐに別記事にしますが、あまりのイーグルの勝ちすぎな内容に試合終盤はチーフスが心配になって同情してしまうほどで、正直「やったー!」ではなく「チーフス大丈夫?」という不思議な感情で観ていました。

 とは言え7年ぶりのスーパーボウルチャンピオンです。すぐに優勝関連グッズをネットで注文、合計は10万円超え。関税が怖い。

2025年1月26日日曜日

どうしてワクワクする?

  演奏会を聴きにいってきました。ミューザ川崎でサントゥ・マティアス・ロウヴァリ指揮、フィルハーモニアの公演、三浦文彰ショスタコーヴィッチのヴァイオリンコンツェルト1番、辻井伸行チャイコフスキーのピアノコンツェルト、そしてシベリウス交響曲5番でした。

 とっても盛りだくさんでしたが、最初のショスタコーヴィッチが一番印象に残っています。MaSoniはいつの頃からかショスタコーヴィッチがなぜがお気に入りです。気が狂いそうな曲しかないのになぜだろうとずっと思っていましたが、今回の公演でそれがよくわかりました。

 それは、楽しいからです。気が狂いそうな不協和音の連続なのに聴いているとワクワクしちゃうんです。まずは第1楽章でいきなりスローなバイオリンを中心とした静かな狂気がホールを支配します。第2楽章に入ると徐々に賑やかになり、やがて来るぞ来るぞと思っていると(曲を知っているからかもしれませんが)予想通り狂気が爆発しますが、そのテンポの良さがノリの良さになってなぜか心地いいのです。第3楽章は途中から長いカデンツァになりバイオリンの技巧と静かに荒れている狂気が走り始め第4楽章につながってテンポ良く爆発して曲が終わる。気がつくと心地よくない不協和音なのにオーケストラあちこちからはじけてくるリズム感に心だけでなく身体もワクワクしてしまっている自分に気づいています。終わった直後の感想は「あー楽しかった」でした。KohNoもAKも楽しかったと言っていました。特にAKはCDで聴いているとすごく嫌がるのに今回は超楽しそうです。後で同じ曲をCDで聴いてみましたがあのノリはありません。ショスタコーヴィッチの曲はホールで生で聴かないといけないのかもしれません。

 思えばフィラデルフィアで友人に誘われていった初めてホールに聴きにいった曲もショスタコーヴィッチのバイオリンコンツェルト1番でした。あの時はただ曲に圧倒されていましたが、もしかするとその時にショスタコーヴィッチが脳裏にすり込まれたのかも。